インタビュー


INTERVIEWインタビュー


- 2021.5.27
- 企業インタビュー
スポーツに携わってきた人生を振り返り思うこと
本田祐嗣
所属非公開
京都大学工学部卒、ラグビー部OB。建設業界や損害保険業界を経て、ラグビーワールドカップ2019組織委員会、JRFU連携・レガシー局レガシー部長等を歴任。関西学院大学を起点に大学スポーツを統括する組織を立ち上げるプロジェクトにも携わっている。
京都大学は一言で表すと自由な大学です。当時は特に、学生に任されているというか、学生に対して何かを強制させたり、介入したりする先生が少なかったため、学生は非常に自由な雰囲気を持っていました。一方で自由が故の厳しさや責任の重さを認識している学生も多く、「東大は東大、京大は京大」と自主独立の考えを持っており、他大学を気にすることは少なかったと思います。
そして、当時の京都大学においては部活、クラブ間での交流はなく、お互いの活動内容も理解していませんでした(今もそうかもしれません)。しかし特別に強い部活、成績を残している部活(当時はアメフト部)は、ニュースに出たり、学生の間でも話に出たりするなどしていて、当時京大のスポーツと言えばアメリカンフットボールでした。加えて大学としての歴史が非常に長いため、遡ると様々な部活で何かしらの歴史を見つけ出すことができます。
当時の京大生にとってスポーツ(アメフト)とは、学生みんなで母校を応援できる機会にもなっていました。一般の京大生にはスポーツとの接点が少なかった中、アメフトが強かったおかげでスタジアムに行ってみんなで応援することもできました。
ラグビーを通じての学生生活ですが、強豪だった高校時代の所属チームとは異なり、大学でのチームは勝ち残るとか今いるリーグに残留するということに対して頑張っていた環境でした。勝利を勝ち取ることが難しく、チームのまとまりを形成するのが困難だと感じた時期も幾度となくありました。多くの時間をラグビーに費やしていましたが、学業も継続的に行っていました。
現在関わりのある関西学院大学について、競技のレベルは非常に高いと感じています。強豪校だからこそ、時代の流れの中でどのようにして勝ち続けられるのか、今のスポーツのあり方は良いのか、学業との両立など根本的な問題に対しても向き合っています。そして、大学スポーツとしてのあり方を体現しようとする部活が複数存在しています。それらの部活が軸となって、他の部活に影響を与えていけるとさらに成長する可能性を持っていると思います。さらに、Mastery for Serviceという関西学院のスクールモットーが基軸になって、様々な教育がなされており、一言で言うと非常にレベルが高いです。
学生の方々においては、自分のアンテナを広く持つことで感覚、感じることが多くなり、それによって人間として大きく成長できると思います。周りの人間とのつながりを大きく持てるようになることがそれを助けることに繋がると感じますし、そうした観点からも同じ大学内又は他大学でも、近い考えを持つ学生同士が繋がることができそうで、stairは良いサービスだなと思います。学生の人間的な成長においても、他大学の学生とのつながりが今後必要になってくると思います。
今後は、学生の方々にとって大人としてできるチャレンジの機会があればいいなと。留学やサバイバル体験なども実現できれば学生にとっても大きな経験値となり、また今後師匠と呼べるような人との出会いがあればなお良いと思います。OBOGは必ずしも体育会卒である必要はなく、スポーツという背景がない人たちとも繋がれることも大切だと思います。
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小林慎一朗早稲田大学スポーツビジネス研究所 招聘研究員/アスリートキャリアコーディネーター
マネジメント事務所でサッカー日本代表選手のマネジメント業務を経て、サッカー番組の制作プロデューサーへ転身。Jリーグや2002FIFAワールドカップ日本/韓国大会、2006FIFAワールドカップドイツ大会など、数多くの番組制作に携わる。現在、社団法人のマネージャーとして勤務する傍ら、早稲田大学スポーツビジネス研究所・招聘研究員としてアスリートのセカンドキャリア問題の解決に尽力する。早稲田大学大学院スポーツ科学研究科 スポーツクラブマネジメント専攻(修士課程修了)
企業インタビューゴールがない中でやり続けられることこそ、アスリート最大の強み
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玉井凛関西大学 社会科学部 少林寺拳法部及び体育会本部所属
小学4年生から地元の道場で少林寺拳法を始め、中学時代は道場に引き続き通いながら、剣道部に所属していました。その後、道場で教えてくれていた先生が顧問を務めている高校に進学し、インターハイを目指して続けました。しかし、結局叶えることができず、諦めきれなかったので、大学でも少林寺拳法を続けるために関西大学に進学しました。学業面では、大学1〜2年生の間はインターネットコミュニケーション、社会病理学、心理学、経済学など色々な分野を交えながら人間がどう動いているのかを観察し、それがなぜかを学んでいます。3年生からはゼミナールに所属し、福島の原子力発電所について学ぶ予定です。
学生インタビュー目標にむけた他者との切磋琢磨と協働こそ、部活動の醍醐味
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津田晃毅関西大学 経済学部 拳法部及び体育会本部所属
中高時代は野球部に所属し、大学進学後も準硬式野球を続ける予定でしたが、自分が所属する学部のキャンパスと練習場がかなり離れていたため、他の競技を探していたところ日本拳法を見つけたので入部をしました。そして学業面では、中高と地元の公立に通い、大学受験後関西大学に進学しました。大学では経済学を学びつつ、統計について学ぶゼミに所属をしていました。
学生インタビュー部活に所属して得た”体育会本部長”という貴重な経験
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五十嵐なるほ上智大学 経済学部 ヨット部所属
小中学は地元の公立で学び、高校は都立高校に進学。生徒会で活動していた中学時代とは違い、運動がしたいと思い、水泳部に所属。大学受験後、上智大学経済学部経営学科に進学しました。現在は、マーケティング領域のゼミナールに所属しながら経営への理解を深めつつ、社会学などの授業も取り社会全体の流れや近現代史などを学んでいます。ヨット部では主将、体育会本部就活担当をしています。
学生インタビューヨットに関わる時間から、人生の楽しむ幅の広がりを感じています。
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AMBASSADOR
stairでは、対象大学として参加する各大学体育会OB会様等を「stairアンバサダー」として連携することを順次進めています。こうした取組みから、学生の皆さまにおいてより最適な就活環境の提供を行います。
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