インタビュー


INTERVIEWインタビュー


- 2021.10.1
- 企業インタビュー
個性や特性が発揮しやすい社会へ
朝日健太郎
前国土交通省政務官
党 青年局長代理 / 党 国土交通部会副部会長 / 党 ネットメディア局次長 / 参議院予算委員会 委員 / 参議院国土交通委員会 委員 2020年オリンピック・パラリンピック東京大会実施本部事務局次長 / (公財)日本バレーボール協会理事 / (公財)東京都バレーボール協会副会長 2012年ロンドンオリンピックビーチバレーボール日本代表 2008年北京オリンピックビーチバレーボール日本代表 1998年バレーボール世界選手権日本代表 NPO法人日本ビーチ文化振興協会理事長 早稲田大学スポーツ科学研究科社会人修士修了 法政大学経営学部経営学科卒
母校である法政大学
「自由と進歩」という法政大学建学の精神が非常に色濃く大学全体に影響を与えていると思います。個を尊重する大学であり、個性・個人を非常に大切にする学生が多かった印象が残っています。
学生時代のエピソード
当時法政大学バレーボール部が関東リーグで優勝を争うようなチームであったことに加えて、母校である熊本県の鎮西高校から法政大学へ進学した先輩が在籍していた影響もあり法政大学に進学、バレーボール部に入部しました。入部をきっかけに一人暮らしとなり、親元を離れ自立した生活を過ごしたことは自分にとってとても大きな変化でした。東京という不慣れ街で自立した生活をしながら学業も修めつつ、競技に専念するという4年間はこれまでの人生とは大きく転換をしたものでした。ついこの間まで世間や社会を知らない高校生だった自分が、大学の4年間を通じて社会性を身につけることにおいては非常に良い時間だったと感じています。また競技レベルにおいても、高校を卒業後大学に進学するタイミングで日本代表に選出されたおかげで、今までよりも一段も二段も高いレベルで競技パフォーマンスを発揮することが求められたため厳しく苦しい時間でしたが、それも今思えばとても有意義な時間でもありました。
体育会活動から学んだことは何ですか?
試合だけでなく、部活動に携わる時間を通じて組織、チームの中で個人が果たさなければいけない役割の重要性を学びました。試合においては勝利という目標に対してプレーを通じて貢献すること、そのために個人でもチームでも練習を重ね、鍛錬し、常に高いレベルで競技パフォーマンスを出すことが求められました。一方、試合外においては、チームの目標のために各学年で果たすべき役割を話し合い、そしてその役割をしっかり果たすとともに、チームとしての規律、ルールを守ることも求められました。また年齢や出身地、経験値などのバックグラウンドが異なるチームメイトではありましたが、お互いを尊重し協働することも求められ、こうした時間を過ごすことが現在の自分自身における大きな糧となっていることは間違いありません。
体育会学生に期待すること
体育会学生である以上、それぞれの分野に専念していることとは思いますが、社会人と学生の違いは純粋に競技に専念できる時間があるかないかだと思っています。大学生として過ごす間は競技に専念できる時間も多く、純粋に競技を楽しむ時間も確保できます。大学生でいる間は、こうして競技に正面から向き合うことを楽しんでほしいと思います。スポーツは目標設定がしやすく、到達までの過程、それに伴う結果も「成功」「失敗」と明確に分かるものです。過程や結果を判断しやすいからこそ、色々な物事に対して客観的に判断する機会を学生生活の中でも重ねてきていると思うので、そのスキルを社会でも存分に発揮して頂きたいと思います。物事や現状などを客観視できるということは非常に大事で、よって現状からの修正や補完を行うことができ、目標を達成する上で客観視できる力は不可欠な要素だと思います。学生時代はその対象が競技パフォーマンスやチームの成績だったのが、社会に出れば会社の業績及びそこに関わる自己のパフォーマンスを対象として、客観視し、現状を見つめ、修正を重ねていくことに変わるだけなので、体育会学生の社会での活躍には大きな期待を持っています。
stairへの期待感など
今、新型コロナ感染症により世界中が疲弊している中で、日本社会としては人口減少が進み、次世代様々な分野での担い手が少なくなっているという非常に厳しい外部環境ではありますが、これからは個の思いや夢をこれまで以上に実現しやすい時代になるのではないかと思っています。これまでは環境も落ち着いていて社会の担い手であった若者も一定数確保されていたため均一な人材が求められる傾向もあったかもしれません。しかし、これからは個性を持った人材がその強みを生かし、それぞれの役割を果たし、社会を支え牽引することが求められていると思います。そういう社会を迎える中で、stairというオンラインサービスにおいて素直に自分や自分の個性を表現できる、自分を表現することができる場所になるということにはとても期待できます。一方で、企業はこうした新たな社会の流れの中で、より専門性が高く、また尖った人材やコツコツと努力を継続できる人材など、バラエティに富んだ人材が必要になる中で、履歴書やエントリーシートからだけでは測れない学生の個性をstairから見出せることは非常に役立つと思います。アスリート人材という貴重な社会資源を誰一人取り残すことなく、学生と企業の最適な橋渡し役を担ってくれることに期待したいと思います。
新着インタビュー
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小林慎一朗早稲田大学スポーツビジネス研究所 招聘研究員/アスリートキャリアコーディネーター
マネジメント事務所でサッカー日本代表選手のマネジメント業務を経て、サッカー番組の制作プロデューサーへ転身。Jリーグや2002FIFAワールドカップ日本/韓国大会、2006FIFAワールドカップドイツ大会など、数多くの番組制作に携わる。現在、社団法人のマネージャーとして勤務する傍ら、早稲田大学スポーツビジネス研究所・招聘研究員としてアスリートのセカンドキャリア問題の解決に尽力する。早稲田大学大学院スポーツ科学研究科 スポーツクラブマネジメント専攻(修士課程修了)
企業インタビューゴールがない中でやり続けられることこそ、アスリート最大の強み
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玉井凛関西大学 社会科学部 少林寺拳法部及び体育会本部所属
小学4年生から地元の道場で少林寺拳法を始め、中学時代は道場に引き続き通いながら、剣道部に所属していました。その後、道場で教えてくれていた先生が顧問を務めている高校に進学し、インターハイを目指して続けました。しかし、結局叶えることができず、諦めきれなかったので、大学でも少林寺拳法を続けるために関西大学に進学しました。学業面では、大学1〜2年生の間はインターネットコミュニケーション、社会病理学、心理学、経済学など色々な分野を交えながら人間がどう動いているのかを観察し、それがなぜかを学んでいます。3年生からはゼミナールに所属し、福島の原子力発電所について学ぶ予定です。
学生インタビュー目標にむけた他者との切磋琢磨と協働こそ、部活動の醍醐味
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津田晃毅関西大学 経済学部 拳法部及び体育会本部所属
中高時代は野球部に所属し、大学進学後も準硬式野球を続ける予定でしたが、自分が所属する学部のキャンパスと練習場がかなり離れていたため、他の競技を探していたところ日本拳法を見つけたので入部をしました。そして学業面では、中高と地元の公立に通い、大学受験後関西大学に進学しました。大学では経済学を学びつつ、統計について学ぶゼミに所属をしていました。
学生インタビュー部活に所属して得た”体育会本部長”という貴重な経験
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五十嵐なるほ上智大学 経済学部 ヨット部所属
小中学は地元の公立で学び、高校は都立高校に進学。生徒会で活動していた中学時代とは違い、運動がしたいと思い、水泳部に所属。大学受験後、上智大学経済学部経営学科に進学しました。現在は、マーケティング領域のゼミナールに所属しながら経営への理解を深めつつ、社会学などの授業も取り社会全体の流れや近現代史などを学んでいます。ヨット部では主将、体育会本部就活担当をしています。
学生インタビューヨットに関わる時間から、人生の楽しむ幅の広がりを感じています。
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AMBASSADOR
stairでは、対象大学として参加する各大学体育会OB会様等を「stairアンバサダー」として連携することを順次進めています。こうした取組みから、学生の皆さまにおいてより最適な就活環境の提供を行います。
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